猫ダイエット

猫のダイエットについて

最近テレビなどでも太ったぽっちゃり猫ちゃんが目立ちます。ぽっちゃりとした愛らしい猫ちゃんも可愛いですが、肥満により様々な病気が引き起こされる可能性があります。
チワワからレトリーバーまで小型から大型のペットが存在する犬と異なり、ペットとして飼われる猫はほとんど体格が似ています。
もちろん品種にもよりますが一般的な猫の理想体重は3kgから5kg位です。
気になった方はご自宅にもある体重計を使って体重を測ってみてください。
もし理想体重よりも体重が重いようであれば、次のような病気になってしまう危険性があります。

 
 
 

 
糖尿病

人では便秘と肥満の関連性が研究されていますが、猫でも関連があるように考えられています。
便秘が続いた猫では巨大結腸症になり、動物病院での用手排便が必要になる場合があります。
また肥満と下痢の関連性も研究されており、ぽっちゃりした猫ちゃんで下痢している子は痩せることで治ることがあります。
 

麻酔のリスク

何か大きな病気にかかってしまい、手術が必要になってしまったときに肥満の子では麻酔のリスクが上がってしまうため手術自体の難易度が上がってしまいます。
 

歯周病

明確なメカニズムは解明されていませんが、肥満と歯周病の関連は証明されており、ぽっちゃりした猫では歯周病発症が早まると言われています。
 

皮膚病

犬に比べて猫はグルーミングをよく行います。肥満によってグルーミングしづらくなってしまった結果、挫創と呼ばれる顎ニキビや皮膚糸状菌症など皮膚の病気を発症してしまう場合があります。
 

猫のダイエットの治療方針

 

一般的に猫の脂肪判定にはBCS(Body Condition Score)という指標が用いられています。9段階のBCSもありますが、以下に一般的に使用される5段階のBCSを載せました。

  

BCS1:痩せ過ぎ

肋骨や腰部が脂肪に覆われていないため容易に触ることができ、上から見ると極端な砂時計型をしている状態。
 

BCS2:体重不足

ごく薄い脂肪に覆われた肋骨や腰部を触ることが出来る。腰にはくびれがある状態。
 

BCS3:理想体重

わずかな脂肪に覆われた肋骨を触ることができ、腰部にはなだらかな隆起を感じることができる。腹部にはごく薄い脂肪に覆われ、腰には適度なくびれが認められる状態。
 

BCS4:体重過剰

肋骨は脂肪に覆われ触ることが難しい。腰部にもやや厚い脂肪に覆われており、腰のくびれはほとんどない状態。
 

BCS5:肥満

厚い皮下脂肪に覆われて、肋骨に触れることができない。横から見ると腹部が垂れ下がっている状態。
肥満の大きな原因となるのは必要以上に多い食事です。ご飯の量をあげ過ぎていたり、最近ではおやつの与えすぎでエネルギーが余ってしまい肥満となってしまう子が多いです。
またクッシング症候群など内分泌系の病気によって脂肪が腹部に落ちてきて、肥満様の見た目になってしまっている場合もあるため、動物病院での検査と治療を行う必要もあります。

 

猫のダイエットになぜ漢方薬を使うのか?

 

肥満の原因は多すぎる食事であることが多いため、肥満の子はまず食事制限を行うべきです。が、突然食事量を減らしてしまうと低血糖や肝リピドーシスなどの病気になってしまうことがあるため、ゆっくり時間をかけて徐々に減らしていかなければいけません。そのため効果が出るのに時間がかかり、飼い主さんも途中で挫折してしまうことが多いです。
そこで徐々に食事量減量で摂取する余分なエネルギーを減らすと同時に、漢方薬を併用することで動物の体質改善も促し、二つの効果によりさらに減量効果が得られる可能性があります。
肥満でお困りの飼い主さまは、是非一度ご相談ください。


 

 

 
 
 

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