ガン(腫瘍)全般

犬・猫の癌(腫瘍)ってどんな病気?

ガン細胞は、動物も人間とおなじように1日に約6000個が体内で生まれています。 通常健康な状態において、自分の免疫力がはたらき、 白血球がガン細胞をやっつけ修復してくれているおかげで、 ガンにならずに、毎日健康に過ごすことができるのです。
ところが、自己の免疫力よりもガン細胞のチカラが強くなってしまうと、 ガン細胞は徐々に勢力を伸ばし、むくむく育ってしまいます。 これがガン(腫瘍)という病気です。

癌(腫瘍)の治療方針

飼い主さんのご要望に応じ、西洋医学および東洋医学、ならびにその併用を考えていきますが 以下の方針でアドバイスをしています。

1. 犬・猫の小さな良性の腫瘍について
漢方薬を使用し様子をみましょう。大きくなるようであれば、病院で手術をすることを勧めています。
2. 犬・猫の悪性の腫瘍(ガン)について
基本的には病院で手術を受けてもらうことを勧めており、術後に漢方薬で再発防止と体力回復を目指します。今までの経験で、約7割に癌再発防止効果が見受けられました。ただ、年齢・腫瘍の大きさや位置・複数転移などの理由で 手術ができなかったり、余命宣告を受けた場合は、抗がん剤は使用せず、免疫力を高め、ガン(腫瘍)の成長を抑えて 生命の質(Quality Of Life)を向上をはかることを目標に漢方薬を使用します。

犬・猫のガン(腫瘍)になぜ漢方薬を使うのか?

抗がん剤や放射線治療を否定しているわけではありません。
獣医師である以上、私は現代医療を中心とした西洋医学を学んできました。 病院をやっていた頃は、毎日手術をこなし、抗がん剤や放射線などの治療も取り入れていた時期がありました。 だから、それらの治療も必要だと思いますし、使い方次第だと強く感じます。
確かに、体力がある場合は西洋医療のみでも対処できることがありますが、 抗がん剤や放射線治療による副作用で、体力が落ち、ごはんも食べれず、元気がない犬や猫たちに向き合ってきて、 「この子たちを救う方法は、本当にこの治療法だけなのだろうか」と疑問に感じたのも、また事実です。
だから、そういう場合には漢方薬を使うことをお勧めしています。
漢方(東洋医学)は、自己の免疫力をガン細胞よりも強くしてあげて、
その自然のチカラ(自己免疫力)をもってガン細胞をやっつけよう!という考え方なので、
西洋医療だけでは届かないところをサポートできるからです。
しぶとく生きるガン細胞に対して有効な薬は、やはり代償として良い細胞も壊してしまうのです。
そのぐらいガン細胞というものは厄介なものなのだと思います。
でも、苦しんで苦しんで長生きすることに何か意味があるのでしょうか。
犬はシッポを振って走り回り、猫はゴロゴロと喉を鳴らして甘えてきます。 
それが動物にとっては幸せなことなのではないでしょうか。
悩み続けた結果、私は、積極的に漢方薬を取り入れている次第です。

Copyright Nishikido Veterinary Clinic. All Rights Reserved.

対応疾患一覧