リンパ腫(悪性)

犬・猫のリンパ腫ってどんな病気?

リンパ液を運ぶ組織にガン(腫瘍)ができてしまう病気で、「血液の癌」とも言われています。 胃がん等のように特定の部分に発生する癌とは異なり、リンパは全身に張り巡られているので、 リンパ腫は体のすべての組織に発生する可能性があります。

犬・猫のリンパ腫の治療方針

リンパ腫の進行にともなって、食欲不振や元気消失、体重減少、嘔吐・下痢、発熱、呼吸困難、胸水などの症状があらわれます。そのような状態になると、治療が逆に体の負担になる場合もあります。 そのため、まずは症状を良くしてあげることを第一に考え、以下の方針でアドバイスをしています。

手術が可能な場合
術後の体力回復と転移予防のために漢方薬を使用します。
転移多数や手術困難、余命宣告を受けられた場合
免疫力を向上させ、進行を遅らせること 抗癌剤や放射線治療の副作用の負担からペットを守ること 食欲不振や嘔吐下痢、発熱などの症状を軽減させ、楽にしてあげること 生命の質(Quality Of Life)を向上をはかることを目標に漢方薬を使用します。

犬・猫のリンパ種腫になぜ漢方薬を使うのか?

漢方(東洋医学)は、自己の免疫力をガン細胞よりも強くしてあげて、その自然のチカラ(自己免疫力)をもってガン細胞をやっつけよう!という考え方なのです。
体力がある場合は西洋医療のみでも対処できることがありますが、体力がなかったり、他の病気を併発していて弱っていると、西洋医療だけでは、どうにも進まないこともあるのです。
だから、そういう場合には漢方薬を使うととても有効に作用します。西洋医療だけでは届かないところをサポートできるからです。
しぶとく生きるガン細胞に対して有効な薬は、やはり代償として良い細胞も壊してしまうのです。 ガン細胞だけに効くような薬は今もなお研究され続けていると思いますが、 まだ確立はしていません。それぐらい癌細胞というものは厄介なものなのだと思います。
リンパ腫でお悩みの飼い主さまは、是非一度お問い合わせください。

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