心臓肥大

犬・猫の心臓肥大ってどんな病気?

身体は、ある部分が弱ると、他の部分で補ぎなおうとする補完機能があります。そうすることで、生命を維持しようとしているのです。心臓肥大とは、心臓の筋肉(心筋)が弱くなることで、弱った筋肉をカバーしようと心臓のカベが厚くなっている状態です。

犬・猫の心臓肥大の治療方針

飼い主さんのご要望に応じ、西洋医学および東洋医学、ならびにその併用を考えていきますが 以下の方針でアドバイスをしています。
  1. 心臓肥大は、犬・猫にとって負担が大きく、まずは心臓治療薬や利尿剤などの病院治療により、状態を安定させることが第一です。
  2. その上で、心肥大の進行スピードを出来るかぎり遅らせ、落ちてきている心臓の機能をサポートしてあげること。 心臓肥大による他の症状を緩和し、少しでも負担を軽減することを目標に漢方薬を使用します。

 

なぜ犬・猫の心臓肥大に漢方薬をを使うのか?

人と同様に、心不全・心臓発作、心臓肥大、僧帽弁閉鎖不全症、心室中隔欠損症、先天性心臓病など心臓病にかかる犬猫がたくさん増えています。心臓のはたらきは、全身に血液を循環させることなので、その機能がわるくなると体全体の負担になってきます。
また、血流がわるくなりドロドロ血になることで、血栓ができやすくなります。
そのため、病院での心臓治療薬と並行して、漢方薬を積極的に取り入れることによって、 心臓の負担を減らし、治癒力を増すことが期待できます。
咳や呼吸困難、動くのがつらそう、散歩に行きたがらない、胸やお腹に水が溜まるなど。そのような症状を少しでも軽減し、毎日を過ごしやすくしてあげることが大切です。 漢方薬やサプリメントで補うことによって、心臓にかかる負担を減らし、心臓の機能を強化していきます。
心臓肥大でお悩みの飼い主さまは、是非一度お問い合わせください。

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