甲状腺がん、甲状腺機能低下症の
雑種犬の漢方薬治療
症例・治療例

甲状腺がん、甲状腺機能低下症の雑種犬の漢方薬治療

患者Sさま/雑種犬/12歳・7㎏/甲状腺がん、甲状腺機能低下症
使用中のお薬

・市販のサプリメント

ご相談内容

妻が小さいしこりを見つけ本日診察を受けたら甲状腺ガンと診断されました。現在は全く元気で食事、散歩とも問題ありません。子犬のころに心臓弁膜症と診断されています。たまに呼吸が変になることがありますが治療はしていません。
 
主治医の先生からは甲状腺ガンと診断されました。まだかなり小さいみたいでよく見つけたとおっしゃってました。手術をするかトセラニブという薬を投与していくかになると思うがまずは全身をしっかり診察するとのことでした。

甲状腺ガンを治してあげたい。健康な体で元気に長生きして欲しい。これに尽きます。そのために出来ることはしてあげたいと思っています。よろしくお願いします。

(20.9.14,3:26)
Sです。ご連絡遅くなり申し訳ありません。
チビ丸の検査結果ですが血液検査等は問題なかったのですがホルモン検査にて甲状腺機能低下症が「かなり疑われる」との診断でした。
最初の甲状腺の細胞の検査では血液ばかりで細胞が取り出せて無かったそうです。
 
甲状腺の腫瘍はほとんどが癌であることと、今回のホルモン検査の結果からおそらく甲状腺癌ではないかということですが、細胞を確認しないと確定は出来ないそうです。そこで今すぐどうこうするよりも1ヵ月ほどあとにまた細胞の検査をしてみましょう、ということになりました。
 
私は漢方が本当に副作用も無く体が改善されて行くなら1ヵ月後の検査を待ってる間に試してみたい気持ちが強いです。妻は慎重で、まずは今かかってる医師に相談してと言っています。今の医師が漢方に対して懐疑的だったらどうしようと考えてしまい未だ相談しておりません。
 
錦戸先生、まずは今かかってる医師に相談した方が良いでしょうか?それとも処方して頂いてすぐにでもスタートした方が良いでしょうか?アドバイス頂けると有難いです。2枚の検査結果を添付しておきますのでよろしくお願い致します。読めなかったらご連絡下さい。どうかよろしくお願い致します。
 

対応と指導内容

  • はじめまして、ペットの漢方研究会  獣医師 錦戸正巳です。
    ホームページをご覧頂きまして有難うございます。メールの内容からお悩みの様子が伝わってきました。大変な状況ですね。

    私ども漢方研究会の治療の目的は、まず甲状腺がんの進行や転移を極力遅らせる、もしくはストップしてQOL(生命の質)の向上させることを中心に考えたいと思います。腫瘍治療に、私も20年ほど前まではさかんに抗癌剤を使っておりました。効果のあったものもありましたが、薬の副作用で具合が悪くなったり一旦治まっても再発したり、突然死んでしまったケースもたくさんありました。

    抗癌剤治療に疑問を持ち、今は漢方を使って治療しています。ここ数年私はいろんな腫瘍の子に多糖体の漢方サプリを使い良い結果を得るようになりました。本当に長い間色々な物を探し、飼主さんの同意を得た上で試し、ようやく結果を出せるようになったかなと思っています。この漢方サプリ類には副作用が全然見えませんでした。

    その効果としては、腫瘍の種類によってばらつきがありますが、腫瘍が縮小、もしくは消失するケースが全体の2割から3割。腫瘍の成長や悪化するのを防止したり、転移を防いだりしたケースが5割ほどあります。但し、ほとんど効果の無かったケースも2割ほどあったことも事実です。私はこの多糖体漢方サプリを中心に症状によって、色々な漢方サプリを組み合わせて治療しています。

    病院治療、病院薬とは併用が基本ですので、主治医の先生には、漢方の事は言っても言わなくてもどちらでも良いです。病院からの薬は、その時の状況で主治医の先生が判断されますので、漢方飲む飲まないとは無関係に主治医の先生の指示に従って下さい。

    ただ、一度にたくさん飲ませると胃の負担になる事が、ごく稀にあり得ますので、念の為、1時間くらい時間を開けて飲ませて下さい。主治医の先生には、漢方の事は言っても言わなくてもどちらでも良いのですが、漢方に理解のある先生は多くないので、もしお話されるなら、私とのメールのやりとりを全てお見せください。


 

その後のお客様からのご報告

こんにちは。
本日雑種犬チビ丸を検査に連れて行きました。
細胞の検査のため甲状腺の大きさを測ったようです。写真を頂きました。
9月6日 8.8mm
9月8日 9.5mm
10月8日  8.9mm
1ミリ程度は誤差の範囲ということでほぼ変化なしという診断でした。
大きくなっていないので細胞を取るのはやめて引き続き経過を観察して1ヵ月後にまた検査することになりました。
頂いた漢方薬は毎日飲んでます。朝ごはんの時に1錠と粉薬半分、夜ごはんの時に1錠、寝る前に1錠と粉薬半分というサイクルです。
飲むのは全然嫌がりません。
元々元気でしたが漢方を飲み始めて更に元気になった気がしています。ありがとうございます。またご連絡します
 
 

3ヶ月

こんばんは。千葉県のSです。
薬がなくなったのでまたお願いします。
先日病院で雑種犬チビ丸の甲状腺の検査をしました。大きさを測っただけですが9mm.程で9月から変わってません。もう少し間を空けての検査でも良いでしょうとのことでした。今のところはひと安心です。ありがとうございます。
それと質問なのですが、おかげさまでチビ丸凄く元気なのですが、薬の量やあげる頻度は今までと同じでよいのですか❓素人考えですみませんが、元気なのに量が同じだとあげすぎとかにはならないのでしょうか❓よろしくお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
錦戸です
頑張っているようですね
同じ処方で追加、手配します。
正茸仙、三中参とも、多くのませても副作用も依存性もありませんが、
それよりもこの病気はいつ牙をむくかわかりません。
まだまだ当分の間、このまま油断せず続けて下さい
引き続き経過を観察し、変わった事がありましたら、いつでもメール下さい。
 

6ヶ月

 
こんにちは。
千葉県のSです。
また甲状腺漢方薬をお願いします。
チビ丸は変わらず元気です。検査の結果甲状腺の大きさも変わってないそうです。
ただ最近ウンチの量が増えてそのせいか肛門がかぶれて薬をもらいました。
こちらは様子を見て行くことになりました。またご連絡します。
 

患者さんの病状

甲状腺がん、甲状腺機能低下症

効果に対する評価

甲状腺がんによって、甲状腺機能低下しているので、甲状腺がんの進行を抑えていくために、漢方を処方しました。
現在、半年目ですが進行を食い止め、うまく漢方だけでコントロールで来ているようです。

甲状腺がんでお困りのペットさんがいましたら、我々ペット漢方研究会にお尋ねください。


Copyright Nishikido Veterinary Clinic. All Rights Reserved.