免疫介在性溶血性貧血、非上皮性悪性腫瘍
間質肉腫のバーニーズマウンテンドッグの
漢方薬治療/症例・治療例

免疫介在性溶血性貧血、非上皮性悪性腫瘍、間質肉腫のバーニーズマウンテンドッグの漢方薬治療

患者:バーニーズマウンテンドッグ/30㎏
使用中のお薬

- 水素サプリ(レナトス) - 冬虫夏草 - VC - VE - 手作り食で足りない栄養素(カルシウム、亜鉛、オメガ3)d-フラクション、ヤギ初乳

ご相談内容

■2018年12月 不妊手術後、【免疫介在性溶血性貧血】の発症 クームス試験検査結果 37℃ 陰性(-)     自然凝集能(-)  4℃ 陽性(+)256倍  自然凝集能(-) 
 
■2019年1月中旬 多飲多尿が始まる腎皮質機能、甲状腺、腎機能など各種検査を受けるが原因不名。但しその後の経過・検査より【腎機能疾患】であることが濃厚。
 
■2022年12月 免疫介在性溶血性貧血の再発
■2023年8月5日 腫瘍の為、脾臓摘出手術をうける。【免疫介在性溶血性貧血】原因は不明。抗生物質の投与が引き金の一つになっている可能性が疑われる。2度とも症状は軽く、短期間のステロイド投与で回復。現在は不顕性のような状態で、症状もなく治療はしていない。
 
【腎機能疾患】現在ステージ1(もしくは軽度のステージ2)の状態で、リンやカリウムの摂取量に気を付ける程度で、特に食事療法も治療もしていない。【予防接種歴】2018年9月2日 狂犬病予防注射 接種2018年9月23日 8種混合ワクチン Vanguard Plus 5/CV-L 接種(*)免疫介在性溶血性貧血の為、これ以降のワクチン接種はしていない。
 
2023年8月5日に脾臓の腫瘍の為、脾臓摘出手術を受けました。 摘出した腫瘍は、被膜の自潰とともに大きな壊死巣や出血巣を形成おり、一部癒着していたため全摘できず、一部(端から3cmほど)残して摘出しました。幸い脾臓の断端部ではマージンは確保されているとのことです。
 
また、脂肪組織への浸潤も観察されず、脂肪組織におけるマージンも 確保されていると考えられます。術前直後に撮ったCTでは明らかな転移は見られませんでした。脾リンパ節、肝リンパ節に軽度拡大が認められましたが反応性拡大であるとの主治医の判断で生検は行われていません。
 
病理組織診斷名非上皮性悪性腫瘍 (non-epithelial malignant tumor)間質肉腫( splenicstromal sarcoma)、および結節性過形成 (nodular hyperplasia)当初、ドキソルビシンを使用しての化学療法を予定しておりましたが、腫瘍専門医によると間質肉腫は化学療法の有効性が確立されておらず、どれほどの効果があがるかほとんど分からない状態であるとのことだったため、無駄に化学療法の副作用で苦しめるのも躊躇われ、現在代替治療を模索しております。
 
腫瘍専門医によると、間質肉腫は予後もまちまちで、余命の判断も難しいそうです。 腫瘍は現在CTで確認できるものはないとはいえども、自潰していたため体内に腫瘍細胞が広がっている可能性が疑われます。 漢方で腫瘍を治すことは難しいかもしれませんが、せめて再発や進行のスピードを落とす手助けは出来ないものかと考えご連絡させて頂きました。
 
前述致しました通り腎疾患や免疫疾患もございますので、これらに悪影響を及ぼさない物をご考慮頂く必要がございます。現在の状態は...- 食欲旺盛- 以前よりはしゃがなくなった(今年2月に同居犬が亡くなった頃から)- 散歩を嫌がる(元々散歩は好きではないのですが、昨年の夏と比べても散歩嫌いだけが原因ではないように感じます。)
 
全体的に以前より元気がないように思いますが、おやつや食事を察知すると飛んできたり、同居犬を構っているとやきもちを焼いて寝ていても起きて邪魔しに来る元気はあるようです。ですので、ぐったりとしていて動かないというわけではありません。
 
なお、CT検査報告書、病理診断所、血液検査結(SDMAを含むフルスクリーニング)、尿検査結果、UPC検査結果など各種検査結果が手元にございますが、カルテに保存が難しいとの記載を拝見いたしましたので送信は控えました。 必要な情報がございましたらお手数ですがご連絡くださいませ。長年の御経験等からなにか手助けとなるようなものを処方して頂くことは出来そうでしょうか? 
 
もし、可能でしたら、①どのような漢方薬を処方して頂けるのか②どんな効果が期待できるのか③その費用…等をお知らせ頂けますでしょうか?お手数おかけしますが、どえぞ宜しくお願いいたします。長くなり失礼いたしました。
 
 

対応と指導内容

 
漢方サプリの目的を、まず腫瘍の進行や転移を極力遅らせる、もしくはストップしてQOL(生命の質)の向上させることを中心に考えたいと思います。腫瘍治療に錦戸先生も20年ほど前まではさかんに抗癌剤を使っておりました。効果のあったものもありましたが、薬の副作用で具合が悪くなったり一旦治まっても再発したり、突然死んでしまったケースもたくさんあったと言うことです。抗癌剤治療に疑問を持ち、錦戸先生は漢方を使って治療するようになりました。
 
ここ数年錦戸先生はいろんな腫瘍の子に多糖体の漢方サプリを使い良い結果を得るようになりました。本当に長い間色々な物を探し、飼主さんの同意を得た上で試し、ようやく結果を出せるようになったかなと言う事ですこの漢方サプリ類には副作用が全然見えませんでした。その効果としては、腫瘍の種類によってばらつきがありますが、腫瘍が縮小、もしくは消失するケースが全体の2割から3割。

腫瘍の成長や悪化するのを防止したり、転移を防いだりしたケースが5割ほどあります。但し、ほとんど効果の無かったケースも2割ほどあったことも事実です。錦戸先生はこの多糖体漢方サプリを中心に症状によって、色々な漢方サプリを組み合わせて治療しています。
 

その後のお客様からのご報告

2ヶ月

 おはようございます。
1月20日の検査結果では、ようやくC反応性たんぱくは標準地まで下がりました。白血球数、リンパ球数は以前よりは少し下がりましたがまだ高いままです。また、検査の結果、慢性リンパ球性白血病の疑いはほぼ無くなりました。白血球数 17480。リンパ球数80900。C反応性たんぱく0.8漢方サプリをまたお願いできますか?よろしくお願い致します。
 

6ヶ月

いつもお世話になっております。
5月11日にエコー検査を受けてきましたが、一時再発が疑われた残存脾臓に発生した腫瘤(らしきもの)はかなりの高確率で小さくなってきているとのことでした。また、他臓器への転移などもエコーで確認する限りは認められませんでした。 元気に頑張っております!今月分の発送をお願いできると助かります。よろしくお願い致します。
 

10ヶ月

お世話になっております。 台風の被害は大丈夫でしたでしょうか? また、今月分をお願いしたくご連絡させて頂きました。暫くの間血液検査で、腎臓の値が少し上昇しておりましたが、8月17日の検査では多少ですが改善が見られました。前回(7月20日)と比べると、BUNとCRE1.8だったのが1.6に、SDMA(腎臓バイオマーカー)は前回20だったのが14まで下がりました。-BUN 22mg/dL(基準値4.5-30.5)-CRE 1.6mg/dL(基準値0.5-1.5)-SDMA 14μg/dL(基準値0-14)リンパ球数は相変わらず高めで、前回から全く変化がありませんでした。
 
-LYM 5.96K/µL(基準地1.05-5.10)血液検査を受けた前日(8月16日)の朝にいきなり体に痛みを訴え、ものの1~2時間の間に全く動けなくなってしまうとくことがありました。たぶん痛みは首か左前足から来ているのではないかという印象を受けましたが、確実ではありません。寝転んだまま、立つことはおろか寝返りも打てず、首さえも動かせない状態になってしまい非常に心配したのですが、非ステロイド性抗炎症剤であるプレビコックスを与えたところすぐに改善が見られ、夜には何とか自力で立ち上がったりトイレ、食事をすることができるまで改善致しました。
 
翌日8月17日に骨転移やヘルニアなどを疑い徹底的にX線撮影をして頂きましたが、結局原因は不明のままです。  可能性としては下の様な物が考えられるとのことです。 - 骨髄転移がある。 - X線では確認できないレベルの骨転移がある。 - X線では確認できない微小な狭窄や、ヘルニアがある。CRPの上昇もありませんでした。-CRP0.7mg/dL(基準値0.0-1.0)おかしかったのは1日のみで、現在は投薬もしておらず何もなかったかのように普通に生活しております。何かと不安なことはございますが、食欲もあり元気には過ごしております。お手数ですが、発送のお手続きをお願い致します。 
 

患者さんの病状

免疫介在性溶血性貧血、非上皮性悪性腫瘍 (non-epithelial malignant tumor)間質肉腫

効果に対する評価

飼い主さんは医療関係者でしょうね。かなり詳しく、こちらとしてもうまく対応できました。主治医とも連携して、漢方の効果などを徹底的に検査結果で調べられましたが、うまく退縮しているようで良かったです。


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